ビジネスモデルは、世の中に合わせて変化する。
いや、合わせて変化していかないと生き残ることができません。
時代が変わるっていうことは、具体的には「いったい何が変わることなのか」
そこをしっかり把握する必要があります。
よく聞くコトバですが、「価値観」が変わるのです。
高い付加価値だと認識されていたものが、
ある時から一斉に「あれってもうあんまり価値ないよね~」となっていく。
またその逆もあります。「あれ、あんまり買うヒトいないんじゃないの~?」なんて
すこし笑われてた言われていたものが、ある時から「コレ、イイんじゃない?」って。
ビジネスモデルとは、
シンプルに言えば「誰に」 「何を」 「いくらで売る」 ということの組合せ。
だからこそ、この3つを常に見直していかねばなりません。
数年前まで
- 世界第一位
をキープしていた巨大会社が、つい最近になって
倒産してしまった業界があります。そうです、自動車業界です。
この業界を見ていると、けっこう分かりやすいのです。
今、ニッポンで売れているのは「プリウス」と「インサイト」。数字で結果が出ています。
“今までの価値観”とはまったく違う“新しい価値観”が売れているのです。
日本人の急激な価値観の変化が、そこに現れています。
また、こんなニュースもあります。ドイツの大手フォルクスワーゲンが、住友不動産と組んで
カーシェアリング。都会の高級マンションの住民に、アウディの高級車をカーシェアしてもらう
っていう話のようです。まだ結果は分かりませんが、一部の富裕層の価値観変化の潮流として
この仕掛けがうまくいく可能性は十分にありえると思います。
大事なのは、これってクルマ業界だけの話じゃない・・・ということです。
時代の価値観が急激に変化しているわけですから、どこの業界でもこの流れをしっかりと
把握しておかねばなりません。