とある会社での新入社員研修にて

2011年6月20日21:27:00
先日、とあるクライアント企業での新入社員研修に参加させて頂きました。
講師としてではなく、色んな意味・目的で、受講しました。
今回の大きな収穫は、ごくごく当り前のことでした。
ですが、とっても大切なことだったのです。

研修内容は多岐にわたり、講師を様々な方がつとめました。 クライアント企業の経営者、
その会社の管理職の皆さん、 そして取引先の会社の4名の皆様です。 各自が、前もって
振り分けられたパートを担当して 30分~1時間ほど講義を実施する・・・という形式でした。

その中で、受講していてけっこう安心感というか安定感が感じられた講座は
取引先企業の若手女性が講師をつとめたパートでした。 礼儀とかマナーとかの講座です。

確かに、他の方の講座はけっこう難しい内容ではありました。 経営理念についてとか、
会社の歴史についてとか。 それに比べれば「社会人の基礎知識」みたいな講座は、
わりとやりやすい のかも知れません。 でも、その差を除いても若手女性のパートの出来が
よかったのです。

なぜなら、その若手女性が昼食時に次のような発言をしたからです。
『他社の社員さんの前で講座をするのは初めてで、とても緊張しました!』 正直、けっこう
驚きました。 進行の落ちつきぶりからも、まったくそうは見えませんでしたから。

よくよく聞いてみると、社内で何度も練習をしたとのこと。 自分で動画撮影をして、自分で
自分をチェックしたりもしたそうです。 要するに、ボクがよくお話する『素振り』の話ですね。
世界一のイチロー選手も、ずっと素振りをしているのだと。 一般人の我々が、素振りを
しないでバッターボックスに立っても 打てるわけがない。

最近は、自分も素振りが減ってる分野があるので、
この日記を書きながら猛反省しているところです。 あの女性に、感謝です!