なぜ、アパレル関連業界は平均年収が高くないのか?

アパレル業界全体的に給与水準は低い。
年収1000万プレーヤーなど、ほとんど聞いたことがない。

が、金融やマスコミ、商社などの人気業種をはじめ、 コンサルティング業界や
IT業界などではさほど珍しくはない給与額。

なぜ、アパレル業界ではそうなのか???
労働時間やハードさでは、他の業界に負けないくらい頑張っているのに。。。

ボクは、この難しい問題の一つの答を知っています。
(いやー、しっかし今日はかなりアブナイ問題発言ブログだなぁ。。。(笑))

端的に言えば、アパレル業界では「1000万円くらいの年収をもらおう!」とか
「1000万円くらいの年収を、ぜひ部下に払いたい!」とか、
そういうことを必死で考えて働いてる人が少ない業界だからです。
(うわっ、言うてしもた。。。)

前述の金融とかマスコミなどの人気業種で働く方々も、全員がすんごく優秀な
訳ではないし、みんな高額の年収なわけでもない。修業中はフツーの年収です。
(たぶん)
でも、彼らは自分が勤務する会社の数字や状況を冷静に分析して、
「具体的にどうすれば、どのくらいの貢献として会社から認められるか」とか、
「自分がこう動くことで、会社にこんなメリットを与えられる!」とか、
そういうことを数字を交えてしっかりと考えている。こういう人間が多いのです。
だから、全体的に、1人1人の生産性(利益を生み出す効率)が高いのです。

『ビジネス』は奥が深いです。が、シンプルに言えば需要と供給しかありません。
供給過剰な世の中なのだから、需要が多様化するのは当然の流れ。
1人1人にまったく違う需要が存在する。=[個別性]
でも、人間は群れる生き物だから同様の需要でいい場合も多い。=[トレンド]
このバランスを見て、ビジネスを続けていくしかありません。

需要には[必需品(無いと困るもの)]と[ウオンツ品(欲しいもの)]がある。
必需品は値段競争だから、狙うべきはウオンツ。
(※ちなみにスーツスタイルは、限りなく必需品に近い存在)

でも、ウオンツには“適時性”がいります。今の世の中はファッション以外も
ウオンツ狙いばかり(ケータイは完全にそういう商品。そんなに頻繁に新機種に
変更する必要あるかなぁ!?)。

タイミングが違ったり、価格帯が違ったりしたら消費には至らないのです。
お客は待ってくれない。その瞬間、その瞬間で、素早く、賢く判断しながら、
消費経験を重ねていく。。。そんなものでしょう。

そう、“スピード”が大事なんです。
このままでは、ユニクロだけが大勝利しちゃいまっせーーーーっ!!!
というメッセージを、アパレル業界で頑張ってる大勢の方々に贈りたい。

そう、ユニクロは素晴らしい企業だと思うんです。
現時点においては間違いないです。
意外とまだまだ業界内では否定的に見てる人が多いのですが。
景気減退だから彼らにとってはますますチャンス拡大だし。
セオリーもジルも手に入れて、まだバーニーズを狙っているとかいないとか。
否定しない。正しいです。年収1000万円のスーパー店長制もやってます。
『世界というフィールドで勝ちに行く!』っていう目標に対して
本気の本気だからこそ、最終的には本気のプロフェッショナルが集まって
最高レベルのビジネスへとピッカピカに磨きこまれていく。。。
 すべて、めちゃめちゃ正しいじゃないですか。

国内でオレの品の方がいいとか、どーのこーのと言っている場合じゃありません。
国内市場が弱くなれば、人口10倍、つまり市場規模もほぼ10倍の中国アパレルが
一気に津波のように日本へと攻めてくるだけです。最新の機械設備を使って、
最新のトレンドや最高品質を低価格にして、ガンガン出店する元気もあって、
インターネット技術も最先端で・・・。
このまま進むと必ず来るであろう未来予想図です。

ここ1~2年のことだけを言っているのも、いきなり10年先しか見ていないのも、
どれも正しくありません。

さてさて・・・・・・、長くなってきたので、最後に、ボクからの提言です。
こうすれば、日本のメンズ衣料が世界の主導権を握れる可能性が出てきます。

メンズのモノづくりメンバーが総力を結集して、
『プリウス』的発明をめざすのです!!!
“パラダイム・シフト”を起こし、チャンスを掴みましょうっ!!!!!

(しっかし今日は問題発言だな。。。ま、いいや本気だし!命賭けだし!!)
もし、何らかのご賛同がいただける方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
頼もしい仲間(基本的に業界内外でご活躍中の経営者、経営幹部)もいます。

ぜひっ!!!   あなたからのご連絡を、お待ちしております!