「時代を創る」という意識

少し前、ボクのツイッターをフォローし見ていた後輩から、言われた一言。
『石本さんのつぶやき、ちょっと政治ネタとかで難しいですよ~』
彼はたしか34歳。かな?そんな年頃の後輩です。
これについて、今日は書こうと思います。
(※最近はつぶやく頻度も大幅に落ちてますが。。。スミマセン。。。)

たしかに、多くの人が書いてる気軽なネタはあんまりツイートしてません(笑)。
あんまりそういうアンテナを立てられていないからでしょうね、これは。 反省です。
おもしろい、ためになる、知らんかった!そんなネタも必要ですね。

だ、やはり最近の数年間は政治とか日本の将来とか、そういうジャンルへの
アンテナが確かに高くなっています。そして、自分でもまだまだ全然分からない
ことばっかりだけど、自分の周囲の方々にもそうあってほしいと思って、
そういう情報を意識的に流すようにしています。
なぜなら、長く社会人をやってみて思うことは『結局のところ、みんな自分が カワイイ』
ってい考え方をする人がどうやら大多数だという悲しい事実。。。
でも、それはそれで仕方ない。おそらく、人間はそんなもんなの。

そこも変えたいけど、まあムリな話なので・・・ じゃあ、国家レベルの話だとどうよ!
っていう風に土俵を変えたいわけなのであります。個人レベルの話じゃない、 国家間の話だと。
世界の中、アジアの中で、日本はどうありたいか? 日本人が1つの組織体だと考えて、
それをどうコントロールしてくべきか? 親の世代はどうする?子供たちの世代はどうする?

まだ読んでいないのでフライングですが、こんな本が出ているようです。
『日本の未来について話そう』

日本の実業界からは、カルロス・ゴーン(日産自動車CEO)、孫正義(ソフトバンク)、
柳井正(ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長)、ハワード・シュルツ(スター バックス
コーポレーションCEO)などが寄稿しているのですが、まさに世界を代表する 頭脳が65人
集まってまとめられた計400ページの巨編。
その中で、ハーバード大の教授がこんなことを書かれています。
『日本に必要なのは、諸問題に長期的視点から有効に対処できる政治制度です。
以前の日本には、有能な人材から成るエリート集団が存在しました。』

ズバリ、ここの部分だと思うのです。今の日本には、こういうリーダーが居ない。
ほとんどみんな“その場しのぎ”っていうか、その場もしのげてない。
かつていらっしゃったエリート集団が敷いてくれたレールの上を、たいして深く 考えたり
議論したりせずに「えらいとこ」まで来てしまった・・・と言って焦ってる。
今の日本はそんな風に感じます。
(ここまで頑張って来られた諸先輩方を非難しているわけではありません。 世界経済の
中で日本は成長軌道に乗ったわけで、国の成長とともに成長された 世代にとっては
“どんどん日本がよくなる”というイメージしかしにくかったのは 理解できます。)

ただ、現実は現実。日本はもう、総人口も減少し始めているのです。 そして人口バランスは
65歳以上の高齢者が20~25%くらい。 完全に、逆三角形なんです。
真剣に『新しい共存制度』を考えない限り、確実に 崩壊します。 原子力発電だってそう。

もちろん『今』も大事だけど、こんな機会だからこそ我々の ような30~40代の働き世代
(一番世の中の変化が見えてきてる世代)が、 一生懸命に将来を考えて行動なり
言動なりを起こさねばならないと思うのです。

ちょっと話は違うのかも知れませんが、関西電力との攻防において、 現大阪府知事の
橋下徹氏も言ってました。『これは世代間闘争』だと。
原子力発電の安全神話が刷り込まれ、それを使って暮らしてきた日本。 電力会社は
日本の成長を支えてきた自負も大いにあるのでしょうね。 でも、あんな大きな被害が
出たのです。いったん考え直す時期ですよネ。

さて、最後にします。 人口問題や原発の問題、誰が考え直すべき?
これからの将来を本気で考えることが出来るのは誰?
出来ることは限られてるが、『無関心&他人任せ』だけは避けませんか?