少し前になりますが、サンケイ新聞朝刊に次のような記載あり、それを読んで大きな違和感を覚えたので、手帳にメモしていました。今日はそれについて記します。 記事では、今の世の中では「仕方がない」が増えているという内容でした。 ・良い投資銘柄がない ⇒ 仕方なく円買い ・代替エネルギーがない ⇒ 仕方なく原発再稼働 ・自民党への信頼崩れた ⇒ 仕方なく民主党に投票 ・・・等々の事実がそれを物語っていると。 ここまでの話を否定するつもりは毛頭なく、むしろ100%その通りだと思います。見たままです。「仕方がない」だらけです。 が、新聞はこれだけで話が終わってました。そこで話が終わってしまっちゃぁいけないっっ!!それじゃあ困るんです!! ボクは、「仕方がない」の連続で、日本は衰退しているんだろうと思えてなりません。だから、「脱・仕方がない」へといい加減舵を切らないといけない。 「仕方がない」は、「妥協」なんかじゃなく、実態としては「諦め」です。妥協案って言えばなんとなく響きが良い(ひととおりは頑張った感じがする)ですが、全然そんなものじゃない。「理想の追求を諦めた」ってだけです。 そんなことばかり何十年もやってる国の未来が、明るく豊かな社会になるわけがない。こういう原理原則レベルのことを、全国民が共通認識として保持できていないなら、 “お手上げ”に近い。 そこで、また同世代および少し下の世代の皆さんに提言です。 『ボクたちの世代で、この悪循環を断ち切りましょう』 ボクたちはバブル時代など好景気時代の楽しさをほとんど知らない世代です。でも、不幸でしょうか?その時代を知らないからこそ、厳しい時代の生き抜き方を諸先輩方以上(戦後の復興を生きられた先輩方には及びませんが)に学んでこれているのではないでしょうか? その象徴的な例がインターネットだと思います。ボクたちが社会人になる少し前に「ウインドウズ95」が大ブレイクし、そこからパソコンやケータイやインターネットがぐんぐん急成長していきました。そして近年になってブログが普及し、さらにSNSが浸透し、ボクたちは考えられないスピードと規模で情報の共有化を進められているはずです。もはや新聞やテレビが2次情報だと言われる時代ですから。 この“恵み”を、もっともっと有効活用すべきです。ネットを使って、この国を変えていきましょう。きちんと将来ビジョン描き、そこへ向かっていける国に。本当にその目的達成のためにだけ動く政治家をきちんと選べる国に。将来を支える子供と時代を支えてきたお年寄り、それらをきちんと皆で支えていけるそんな国に変えていきましょう。 もうのんびりボケてられる時代環境じゃありません。日本は、とにかく若者の人口が激減してて、逆に4人に1人が65歳以上っていう、恐ろしい現実に突入しているのです。ピンと来ない人はヤバいです。 分かりやすい例を一つ言えば、道路や踏切を横断する人の平均速度が遅くなり、高齢者の送迎(乗降)が増えるので、車や電車の交通事情は間違いなく悪化します。国全体の労働者人口が減るのだから、経営面でも生活面でもより一層スピードや効率を求めたいはずなのに、逆に遅くなります。 ボクは2005年から介護関連業界のコンサルティングにも携わっているし、昨年は父を亡くしましたし、今後起こる色々なことが推測できます。われわれ働き世代にとっては、後から気付くのでは遅すぎる色んな問題が、すでに潜在的に存在しているのです。 一刻も早く、手を打っていきましょう!いま国を動かしている皆さんだけに任せちゃうのは、どう見ても危険すぎます。 さあ、頑張りましょう!!!ボクら世代(第二次ベビーブーム世代)が頑張って正さないと、ほぼ間違いなく、もうチャンスは来ません。人口が減る一方だから。 ボクが日頃思っている「役割分担」を書きます。 ●大企業は、国内じゃなく世界で戦え!そして勝て! (国内で競争もない大企業はかなり論外!) ●中小企業・零細企業は、徹底的に顧客満足を追求せよ! ●税金は、民間レベルの費用対効果を見習って使え! ●医療は、できるだけ健康な人を増やせ! ●教育は、できるだけ優秀な勝てる人材を増やせ! こういうことを考えるのも、コンサルティングのうちだと思っています。国が正しく栄えることを目指す必要があると思うからです。目の前のクライアントが競争に勝てばいい・・・というのではダメです。 そんなところですね。 はー、ちょっとスッキリした!